こちらは私が日々訪れた『喫茶・甘味処』の記録書になります。
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涼しくなったかと思ったのに、また暑さが戻ってしまった。 こんな時に無性に食べたくなるのが、『冷たいデザート』である。 はて、 カキ氷?いや頭が痛くなるなぁ。 アイス?コンビニのアイスは悲しいし、コレも何か違う。 冷し羊羹?フルーツゼリー?蕨もち?みつ豆? いやいやいや何かが違う。 もっとこう、滑らかな....そうだ!ジェラートだ! -------------------------------------------------------------------- 店名:ジェラテリア ラ・ナポリ 広尾店 電話:03-3449-8601 住所:東京都渋谷区広尾5-6-6 広尾プラザ1F 営業:10:00 - 20:00 休日:広尾プラザの休館日 詳細: http://www.napoli.jp/index.html ----------------------------------------------------------------------- ジェラートを本格的に意識し始めたのは、 漫画家のbasso先生のコミックスを読んでからである。 イタリアの美しい青年達が美味しそうにジェラートを食べている姿に 惚れてしまったのだ。 ここ、ラ・ナポリは学生時代からよく立ち寄っていたお店である。 今は無くなってしまったが、メインのジェラート以外に アイスケーキもあった。 此処最近はパスタをはじめとした食事系メニューも始めたらしいが..... うーん、やっぱりジェラート屋はジェラートだけを売っていてほしいものである。 さて...今日は何にしようかね。 新しいフレーヴァーも気になるが....やはり王道の『パンナ』にするか。 数種組み合わせも出来るのだが、私はいつも一種のみにする。 また、カップか三角型のイタリアンコーンかを選べるが、 私はカップ派である。 『パンナ』は生クリームの意。 やっぱりアイスクリームと違ってコクがある。 濃厚なのに後味さっぱりとしていて、美味しい。 スプーンで掬う時の、この滑らかな感じがたまらない。 ご馳走様でした。 ジェラート ×1 計330円。貴重なジェラート屋のひとつとして頑張ってほしい。 やっぱりアイスクリームよりジェラートだなぁ....。 あぁ、ジェラート屋探しでもするかぁ...。 (一部参考:『クマとインテリ』・『amato amato』 basso著)
微妙な気候のせいなのか。風俗の勧誘にイラついたせいか。 西池袋で酒場探しの途中、酒を飲む気が失せてきたものだから、 迷わずある場所へ足を向かわせる。 -------------------------------------------------------------------- 店名:三原堂 電話:03-3971-2070 住所:東京都豊島区西池袋1-20-4 営業:11:30 - 20:00 休日:無休 席数:37 喫煙:不可 詳細:http://www.ik-miharado.shop-site.jp/ ----------------------------------------------------------------------- 三原堂は昭和12年から、池袋の地で『自家製』を心がける甘味処である。 かの故 江戸川乱歩氏も戦前から戦後にかけて足しげく通われていた。 自家製の信念は今も受け継がれている。 果物以外のほとんどの素材は地下の工場で作られる。 そして、三代目である齋藤貴俊氏は自ら厨房に入り、どんな甘味も手際よく仕上げる。 さて、三原堂は1階が和菓子売り場であり、2階が甘味処となる。 席はテーブル席のみで、ゆったりとできる。 ここで食べなければならないのは『クリームあんみつ』である。 何しろ、盛り付けが美しい。 食べてしまうのが勿体無い程である。 自家製こし餡に、求肥、蒸して塩味をつけられた赤えんどう、 そして6種のフルーツに寒天、と 何とも豪華で贅沢なクリームあんみつであろうか.....。 添えられてある黒蜜をタップリと注いで食する。 この黒蜜を注ぐ時、ついつい笑顔になってしまう。 きっと故 江戸川乱歩氏もそうだったに違いない(笑)。 赤えんどうに、黒蜜とこし餡の上品な甘さがたまらない。 溶け出したアイスクリームの冷たさと寒天を同時に口に含めば、 自然と顔がニヤけてしまう。 裏の主役、求肥も忘れてはいけない。 鮮やかなピンク色で、モチモチとした食感がこれまた、たまらない。 ご馳走様でした。 クリームあんみつ ×1 計820円。 やっぱり甘いものって人の心を豊かにしてくれる。 そして、このクリームあんみつは幸せの象徴とも言えよう(笑)。 そういえば、故 江戸川乱歩氏はこの様な言葉も残している。 『この店は池袋名物のうちでも光った存在のひとつであろう。』
今でも十分に光り輝いている存在のようである。 (一部文章抜粋:『東京 五つ星の甘味処 岸朝子著 より)